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舞方さんからいただきました&告知

06Bこのブログをご覧の皆様にはお馴染みの舞方雅人さんから2012年08月18日の絵に短編を付けていただきました。

最近多忙のため、あんな絵もこんな絵もとは行きませんでしたが、せめてレオタ軍団だけは仕上げたいと思い頑張ってみました~(10/26画像追加しました)

そしてそして、すでに舞方さんも告知されておりますが極北興業様が新作を出されております。
私も爪の先くらいお手伝いしております。



グッと来る舞方さんのSSは続きからどうぞ~
舞方さん有難うございました。

◆極北興業様閉鎖のため、リンクを削除させていただきました。

戦闘新体操部員

「ふう・・・これで明後日の大会の準備はほぼ終わったわね」
テーブルの上に新品のレオタードを並べ、ホッと一息をつく菜緒子(なおこ)。
明後日の大会では、みんなにこの新品のレオタードを着て演技をしてもらおう。
きっと喜んでくれるに違いない。
学校側にかけあって予算を認めてもらったのだ。
新体操部の部員たちにはナイショにしていたが、まさかいやだとは言わないだろう。

紺地に白で脇と袖の部分が抜かれている模様で、首のところがVネックになっている。
きっとみんなに似合うはず。
明後日の大会が待ち遠しい。
明日みんなに手渡して喜んでもらうのだ。
そう思うとつい心がうきうきしてしまう。

新体操部の顧問になって半年。
まさか顧問になるなんて思ってもいなかったけど、10年前は自分も体操をやっていたもの。
体操と新体操の違いはあるものの、顧問としてできる限りのことをやってきたつもりだった。
そして明後日はいよいよ地区大会。
ここで勝ち抜けば全国大会に出場できる。
そこで勝ち上がるのは難しいかもしれないけど、実力をいつもどおりに発揮できれば全国大会に出るのはそう難しくはないだろう。
それだけ今年の新体操部はレベルが高かった。

「いけない。もうこんな時間だわ。早く帰らなくちゃ・・・」
壁にかかっている時計の針はすでに夜10時に近かった。
顧問として部活動を見て、それから教師としての雑務を行なうと夜もすっかり遅くなる。
急いで帰ってまた明日に備えねば。
菜緒子はそう思って部室を後にした。

                   ******

「うふふふ・・・今日はあなたたちにいいものを用意したわ」
翌日、新体操部の部室に集合した女生徒たちを前に薄笑みを浮かべて立っている菜緒子。
その雰囲気がいつもとちょっと違うことに生徒たちは顔を見合わせる。

「先生、いいものってなんですか?」
新体操部の部長である恵美香(えみか)が代表して菜緒子に尋ねた。
今日ここに呼び出されたのは明日の大会に出場するメンバーだ。
新体操部の中でも技術的に上位の五名である。
恵美香もその中に選ばれていたのだ。

「これよ」
菜緒子が脇に置いてあった紙袋からレオタードを取り出す。
紺地に両脇と両袖が黒く染められたレオタードだ。
一見したところ昨日用意していたレオタードのようだが、両脇両袖が黒くなっている。

「新しいレオタードですか?」
「うわぁ」
菜緒子が取り出したレオタードに目を輝かせる女生徒たち。
「ええ、これからのあなたたちにふさわしい衣装よ。ほかにも入っているから各自で確認しなさい」
菜緒子が指し示す先には五人分の紙袋が置いてある。
それぞれに名前がつけられていて一目瞭然だが、名前の下には01から05までのナンバーも振られていた。

五人の女生徒たちはすぐに自分の名前の付いた紙袋を手にすると、テーブルの上に中身を広げていく。
「えっ?」
「なにこれ?」
「ええっ?」
中身を確認する女生徒たちが口々に驚きの声を上げる。
紙袋の中にはレオタード以外にも、黒のパンティストッキングやら黒の編み上げブーツ、さらには赤いサッシュや黒手袋まで入っていたのだ。
「先生これは?」
「これはいったい?」
女生徒たちは次々と菜緒子のほうに振り返る。
そして菜緒子が腕を組み、不気味な笑みを浮かべていることに気がついてぞっとした。

「うふふふふ・・・それが今日からあなたたちが身につける衣装よ」
「そんな・・・」
「こんなの着て演技なんてできません!」
「そうですよ」
「先生、どうしちゃったんですか?」
口々に状況のおかしさを訴える女生徒たち。
「うふふふふ・・・うるさいわねぇ。あなたたちは選ばれたのよ。わが偉大なるザムーの戦闘新体操部員にね」
腕組みをしながら女生徒たちの文句を一笑に付す菜緒子。
先日まで彼女たちを指導してきた女性教師の面影はまったくない。

「選ばれた?」
「戦闘・・・新体操部員?」
「先生、何を言っているんですか?」
あまりのことに顔を見合わせる女生徒たち。
だが、その彼女たちの目の前で、菜緒子がおぞましい姿へと変貌する。

krage03「ええっ?」
「きゃぁーっ!」
悲鳴を上げる女生徒たち。
彼女たちの目の前で、先ほどまで人間だった菜緒子はみるみるうちに上半身がぶよぶよしたクラゲ、下半身が女性のままのラインをした異形の存在に変わっていったのだ。
「クラクラクラァーー! オホホホホ・・・私はザムーの女怪人クラゲザムー。夕べ学校から帰る途中で偉大なるザムーによって改造されたのよ。もう私は人間なんかじゃないの。そして今日からお前たちは私の忠実な手駒に生まれ変わるのよ。クラクラクラァーー!」

不気味な泣き声をあげて触手状になった両手を振り上げるクラゲザムー。
それはまさに女性とクラゲが融合した不気味な生き物だった。



krage04「きゃぁーっ!」
「いやぁーーっ!」
悲鳴を上げ逃げ出そうとする女生徒たち。
だが、紙袋を取りに来たせいで彼女たちの位置は部屋の奥側になってしまっており、逃げ出すにはクラゲザムーをすり抜けて背後にあるドアに行かなくてはならない。
「いやぁ・・・」
「助けてぇ!!」


自然と五人は固まって部屋の隅に追い込まれるような形になる。
それを見て悠然と構えているクラゲザムー。
「クラクラクラァーー! 恐れることはないわ。お前たちは選ばれたのよ。さあ、私のほうを見なさい。クラクラクラァーー!!」
クラゲザムーがそういうと、彼女の躰がちかちかと明滅し始める。
最初は何をされるのかと恐れていた女生徒たちだったが、やがてその明滅から目が離せなくなっていく。
「クラクラクラァーー! いい娘たちねぇ。さあ、そのままこのクラゲザムーの催眠波に支配されるのよ。クラクラクラァーー!!」
躰を震わせて催眠波を送り出すクラゲザムー。
やがて女生徒たちの目がうつろになり、躰から力が抜けていく。
「クラクラクラァーー! オホホホホ、それでいいのよ。もうお前たちは私の言いなり。さあ、その衣装を身につけなさい」
「「「「「ハイ・・・クラゲザムー様・・・」」」」」
女生徒たちは無表情でこくりとうなずいた。

                    ******

「「「「「ザムー!!」」」」」
一列に整列し、一斉に右手を斜め上に上げて服従の声を上げる女生徒たち。
先ほどまで着ていたセーラー服は脱ぎ捨てられ、全員が与えられた新品のレオタードを身にまとっている。
もちろん脚には黒ストッキングを穿き、編み上げブーツを履いている。
腰には赤いサッシュを巻き、手には黒手袋を嵌めていた。
「クラクラクラァーー! オホホホホ、みんなとてもよく似合っているわ。今日よりお前たちは偉大なるザムーの戦闘新体操部員。新体操の技を駆使してザムーのために働くのよ。いいわね」
クラゲザムーが触手を口元に当てて高笑いをする。
「「「「「はい、クラゲザムー様。私たちは偉大なるザムーの戦闘新体操部員。どうぞ何なりとご命令くださいませ。ザムー!!」」」」」
クラゲザムーに対し一糸乱れぬ姿勢で、忠誠の言葉を口にする少女たち。
その顔には平板でいながら邪悪な薄笑みが浮かんでいる。
衣装を身につけたあとで首と額に付けられた洗脳システムが働き、彼女たちの思考を作り変えてしまったのだ。
もはや彼女たちは普通の女子高生ではなく、身も心もザムーの戦闘新体操部員へと生まれ変わってしまっていた。

「クラクラクラァーー! 早速お前たちには働いてもらうとするわ。私についていらっしゃい」
「「「「「はい、クラゲザムー様」」」」」
クラゲザムーが触手を一振りすると、室内に暗闇が広がっていき彼女たちを覆っていく。
やがて闇が晴れていくと、そこには誰もいなくなっていた。

                     ******

「うわぁー!」
警備員の頭部に重量感のあるクラブが振り下ろされる。
また、ある警備員には縁が刃のように鋭いフープが襲い掛かってのどをかき切っていく。
リボンが警備員の躰を拘束し、ロープがそののどを締め上げる。
高速で投げつけられたボールが、警備員を跳ね飛ばす。
「うふふふふ・・・」
「うふふふふ・・・」
床に倒れた警備員たちを前にして、女たちは冷たい笑みを浮かべていた。
「クラゲザムー様、こちらは戦闘新体操部員01号。警備員どもの始末は終わりました」
『クラクラクラァーー! よくやったわ。あとは金庫の中の物をすべて根こそぎ奪ってくるのよ。いいわね』
首に付けられた首輪からクラゲザムーの声が流れてくる。
「ザムー! かしこまりました、クラゲザムー様」
右手を斜め上に上げて敬礼する戦闘新体操部員たち。
その目にはアイシャドウが引かれ、頬の脇にも赤くメイクがなされていた。

彼女たちは無言で顔を見合わせてうなずきあうと、そのまま奥の金庫室へと向かっていく。
悪の組織ザムーの優秀な女戦闘員たちの誕生だった。

END

コメントの投稿

非公開コメント

掲載ありがとうございます。
五人それぞれの戦闘新体操部員がいいですねー。
クラゲザムーへの変身シーンもまさに特撮の変身シーンぽくて最高です。
ありがとうございましたー。

しばらくぶりに来てみたらドンピシャのタイミングで更新!
絵もSSも大変ステキです~
先生の変身シーンはピット星人の変身がこんなじゃなかったっけ?と思いました。
昼間は何食わぬ顔で学校、放課後はお茶するフリしてターゲット物色、夜は本来の姿に戻って暗躍、大会の更衣室では新たな戦闘新体操部員の獲得と妄想もわきたちます。

新体操部員は武器を持てば、それなりに強いと思う。あと新体操部員に殴れた(ry
先生の変身が確かにピット星人っぽい。
そういえば、10月29日に「ウルトラセブン研究読本」が発売するみたいです。その本にはなんとピット星人、ゴドラ星人、アンドロイド少女のインタビューが掲載されるとか。
個人的に楽しみにしている本です。

クラゲザムーすばらしす!!
最高ですー。
シンプルで素敵。

遅ればせながら、g-than様、舞方様、
素敵なイラストとSS堪能いたしました!
実を言うと先に舞方様のページでイラストを拝見、
SSを拝読したのですが、内容的に、
「ああ、今回は怪人が脇役なんだな」
と納得していたところ、当ページでクラゲザムーの
非常にそそるイラストが掲載されており、感激しました。
もちろん「主役」の戦闘員少女たちもナイスです。
お二方とも、お疲れ様でした!

ショッカーの女戦闘員といえば(新しい方はよくわからないので)
バイク部隊を編成して誘拐(単車から降り立ってメットを脱いだり
何気に腕をねじあげたり、手刀chopで気絶させたり)
看護婦に変装して暗殺(手の甲の装身具が実は飛び道具だったり
回し蹴りをするのにアンクレットが刃物だったり
太もものホルスターにしろ髪飾りにしろ耳飾りにしろ
身に着けるもの全てがそういう物だったり)
(電話線を切ったり、扉を開かないようにしたり
一般人に化けて人間蝙蝠が噛みやすいように一般人をハガイ絞めにしたり
人間蝙蝠の音波が回復したのをキャッチして喜んだり)
(予備注射の点滴を取り替えたり、気を失った女を
高圧電流で黒焦げになった着衣を脱がせて、別室に運んだり
組織の一員として目覚めたり、さっそく捕まった仲間の口封じに行ったり)
(蟷螂男の配下なので鎖鎌は常備だったり
白衣を羽織って科学者の助手になったり
メイド姿でベッドメイキングしたり
自分で催眠術を掛けなおしたり←分銅!
着替えさせたり←催眠術で
毛布を掛けたり)

舞方 様>どうもです~
時間が掛かってしまいましたが、やはり全員得物を生かしたポーズにしたいな~と描いてたら苦戦しまくりでした(笑)
ろくしん 様>ピット星人は好きですねえ。
言われてみると確かにこんな変身シーンだったかも。
きっと私の記憶に刷り込まれててこういう絵になってしまったに違いない。
ゼロ 様>アンドロイド少女懐かしいですねえ、あの金髪のアンバランスさが妙に好きでした。
maledict 様>ありがとうございます~
今回は怪人が脇役なんです。
なので、いつもなら描かれるであろう怪人誕生シーンが描かれなかったのですね。
ラパチーニ 様>羅列された数々の萌えシチュに思い入れを感じますです~
プロフィール

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Author:g-than

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